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有形登録文化財

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Cultural Property

6つの有形登録文化財

いずれも明治初期に建てられた、豊乃鶴酒造煙突、酒造工場、酒造酒蔵、酒造主屋、精米所及び貯蔵庫、酒造店舗店舗の6施設が国の有形文化財に登録されております。

日本の原風景を伝える貴重な財産を今後も守って参ります。

1.豊乃鶴酒造煙突

工場の正面の西寄りに位置する。基礎部分は方1.6mの正方形平面で、高さ16mを測る。イギリス積で積み上げ、頂部は三段に迫り出す。足下には点検口を設ける。重厚な工場前にそびえ立つ煉瓦造煙突で、酒醸造所らしい景観をつくる。

2.豊乃鶴酒造工場

敷地北奥に位置する。建築面積417㎡と大規模な木造平屋建。南北棟の切妻造桟瓦葺2棟を東西に並べ、南面に下屋を通して入母屋造風の外観とする。外観は、妻を塗り込め、東棟をやや低くして変化を与え、内部は真壁で、天井を張らず和小屋を現す。

3.豊乃鶴酒造酒蔵

敷地西北隅に南北棟で建ち、西面は通りに面する。桁行15m梁間9.1m、切妻造桟瓦葺で、東面に梁間5.5mの下屋を付設する。内部は下屋を間仕切り、1階は1室の大空間とする。内壁は中塗の真壁で、半間ごとに柱を配する。

4.豊乃鶴酒造主屋

大多喜城下の市場町として栄えた集落に位置する造り酒屋の主屋。つし二階建ての町家で,座敷飾りに銘木を用いたり、二階の軒を出桁造とするなど質が高い建築であり、出窓格子、上げ戸などからなる表構えも、往時の趣を良く伝えている。

5.豊乃鶴酒造精米所及び貯蔵庫

敷地東南隅に南北棟で建つ。桁行14m梁間6.4m、切妻造桟瓦葺で、北・西面に下屋を付設。内部は2室に分かれ、南を酒米貯蔵庫、北を精米所とする。外壁は高く下見板を張り、真壁の漆喰仕上げ。主屋とともに通りに面し敷地正面を整える。

6.豊乃鶴酒造店舗

角地に占める敷地の中央に位置する。東面する入母屋造妻入桟瓦葺の木造2階建、建築面積66㎡。1階正面に下屋、2階に庇を付ける。正面にミセ、その奥に居室を配する。2階の主室はトコや棚などを構え、円窓を穿つなど瀟洒な座敷とする。

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